ヘリコバクター・ピロリ菌

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ヘリコバクター・ピロリ菌

ピロリ菌って何?と思う方もいると思います。
ピロリ菌は人などの胃に定着している細菌で、
正式にはヘリコバクター・ピロリと言います。

胃の中は胃酸によって強酸性に保たれています。
ピロリ菌が発見される前までは、胃の中には従来生物がいないと考えられていましたが、ヘリコバクター・ピロリ菌は例外です。

実はピロリ菌が胃に定着しているといっても、常に症状が現れるということはありません。ピロリ菌が原因で何らかの病気が発症したときのみ症状が出ます。それもピロリ菌保菌者の約3割程度と言われています。

胃に感染して胃炎や胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病など様々な病気を引き起こします。
特にがんは日本人の死因の第1位になっていて、中でも胃がんは大きな割合を占めています。そして胃がんのほとんどはヘリコバクター・ピロリ菌と関連があると言われています。

残念ながらピロリ菌感染を予防する方法はよくわかっていません。しかし、感染していた場合はピロリ菌除菌治療を受けることが可能です。
胃酸の分泌を抑えるお薬と2種類の抗菌薬を1日2回(朝・夕)7日間続けて服用して頂きます。

ピロリ菌除菌に成功することで、胃がんのリスクを大きく低下させることができ、胃潰瘍や十二指腸潰瘍も再発しにくくなると言われています。

もし1回目の除菌が失敗した場合、2回目までが保険診療の対象となります。

2回の除菌でほとんどが除菌可能となっています。

除菌治療薬には副作用もあります。内服中に気になる症状があれば自分の判断で内服を中止するのではなく、医師に相談してください。


当院ではピロリ菌検査、除菌を積極的に行っています。

不明点がありましたらお問い合わせください。

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